全日本中学校技術・家庭科研究会

人を育てる、技術・家庭科

第25回フェアの報告 web生徒作品コンクール

特許庁長官賞



分野・部門技術分野II部門
都道府県08茨城県
学校名鹿嶋市立大野中学校
作品名・チーム名トリプル・サイド
制作人数1
生徒名山中 啓成
作品の紹介
 家のリビングでは、ソファー周辺の本や小物が多く、それらを収納できるボックスが欲しかった。さらにテーブルの機能と椅子を内臓することで、ちょっとした作業や飲み物を置くためのテーブルにもなる多用途に使用できる収納ボックスの製作を決めました。
 工夫点は、ボックスの上部が左右違う仕組みで展開し、広いスペースのテーブルになることです。また中央の板は、リバーシブルとして使え「フラット面」と「カップ置き付き」の2面を使い分けることができます。さらに中央の板を取り外せは、中には小物を入れるスペースがあり、ティッシュBOXを入れて置くことができます。その際に天板は、製品横に収納することができます。
 次に、椅子を内臓している点です。成人でも座れる高さ45cmの椅子を、引き出して使えるようにしました。この椅子にも小物を収納できる引き出しをつけています。
 作った後に使うことを考え、接合に使った釘等をダボを使って隠したり木材の角を面取り加工したりすることで、安全性と見た目を両立しました。

審査評価コメント 本作品は、収納・テーブル・椅子という複数の機能を一体化し、使用場面に応じて形状が変化する構造を設計・製作しており、これらの多機能をコンパクトにまとめ上げている点が素晴らしい点でした。機能が次々と現れる構成は、まるで宝箱のようなワクワク感を兼ね備えた魅力的な作品です。
使用者の利便性を考慮し、多機能性を持たせながら、成人が使用可能な高さの椅子を内蔵し、さらに収納機能を付加するなど、生活空間における多用途利用を想定した工夫が随所に見られます。こうした設計は、ユーザー中心の発想に基づく優れたものづくりの姿勢を示しています。
今後も、アイデアに富んだユーザー中心の作品を生み出し続けることを期待します。
受賞、誠におめでとうございます。