全日本中学校技術・家庭科研究会

人を育てる、技術・家庭科

第21回フェアの報告 web生徒作品コンクール

日本家庭科教育学会長賞



分野・部門家庭分野II部門
都道府県27京都市
学校名京都市立伏見 中学校
作品名・チーム名手作りのおもちゃ(レインボーハウス)
制作人数1
生徒名一井 沙映乃
作品の紹介
(作品の工夫点)
私が幼児だった頃、おままごとや仕掛けのある玩具が好きで、毎日のように遊んでいたのを覚えています。これらの遊びをもとにして製作しました。家の形状から広げても遊ぶことが出来るように試行錯誤し、工夫を重ね各部屋の壁の部分には型紙を入れ補強し、さらに梱包材のプチプチも一緒に使用することで綿では強度が足りなかった点をカバーしました。感覚遊び・模倣遊び・構成遊びの遊に仕上げました。
(作品の製作を振り返って)
このレインボーハウスは4〜6歳を対象に製作しました。本来は家庭科の授業の幼児とのふれあい授業の中で、このおもちゃで幼児と遊ぶ予定で製作しました。製作にあたって幼児が何に興味を示すのかイメージして、描いた通りの作品になるまでは何度も手直しが必要でした。特に屋根の部分をどうするか、家を立つ形状にするにはどうすれば良いかなどかなり悩み、何パターンか試作したくらいです。いつの間にか時間を忘れるほど夢中になって童心に返り楽しみながら製作出来ました。

審査評価コメント 本作品は、被服製作の技術と子どもの発達に対する知識を総合力として発揮している点で、家庭科の学習成果が生かされている。
対象者である4〜6歳児の発達段階、興味関心を理解した上で製作にあたっている。更に、自分の体験を思い出し、幼児が楽しみながら想像力や発想力を培うことができるように工夫されている作品である。異なる素材を組み合わせている点にも工夫が感じられる。