全日本中学校技術・家庭科研究会

人を育てる、技術・家庭科

第21回フェアの報告 web生徒作品コンクール

特許庁長官賞



分野・部門家庭分野II部門
都道府県12千葉県
学校名千葉市立小中台中学校
作品名・チーム名おじいちゃんの防災ベスト
制作人数1
生徒名多田 帆乃果
作品の紹介
【工夫点】
(1)ベストにして、両手が開いた状態で必要なものを持って避難でき、頭や体を守ることができるようにしました。
(2)ベストの前をバックルで止めるようにして、ボタンやファスナーよりも高齢者が着やすいようにしました。
(3)紐の長さを調節できるようにして、冬に厚着をした時でも窮屈にならずに着られるようにしました。
(4)いろいろな形状、大きさのポケットをたくさん付けて、必要なものを整理収納しやすくしました。(ファスナーポケット・蓋つきポケット・まちつきポケット・マジックテープ付きポケット・防水ポケットなど)
(5)リバーシブルにして、使い方の幅を広げました。
(6)フードをつけて、頭を守れるようにしました。
(7)蛍光テープを縫い付けて、暗闇でも安全に避難できるようにしました。
(8)災害によるストレスから心を守る工夫として、将棋セットとオセロセットを軽い素材 で手作りして取り付けました。
(9)避難生活で使用できる座布団を作りセットして、避難時も衝撃から背中や頭を守れるようにしました。
(10)材料として、使わなくなったリュックやランドセルカバー、小さくなった服などを再利用しました。


審査評価コメント 実際に避難した人の話を基に、4つの視点から研究を積み重ね、災害時における祖父(高齢者)の避難時や避難所での生活等を考え工夫して製作された作品である。特に、祖父の心や体の健康に配慮し、ベストに手作りの将棋セットやオセロセットを取り付けたり、避難時の衝撃等から身を守ったりするなど様々な工夫が見られる。