林野庁長官賞
分野・部門技術分野II部門
都道府県06山形県
学校名上山市立宮川中学校
作品名・チーム名黒柿(地域素材)の折りたたみ式サイドテーブル
制作人数1
生徒名須田 正義
和室で座布団に座ったり、ダイニングで椅子に座ってテレビを観ている母が、「場所をとらないように折りたためて、どの部屋でも移動できたり、高さの調節できる机があったら便利だなぁ」と話していたので、僕が母の願いを叶えられたら良いなと思い、製作をスタートしました。
この作品の中で一番工夫した点は、「天板」です。天板の裏面には「自動トリマー」でアリ溝を堀り、そのアリ溝の角度に合わせたパーツを可動できるアリ桟(さん)にすることで、サイドテーブルの脚の部分を折りたたんだり、高さを調節できるようにした点です。高さは和室で座布団に座っているときに最適な30cmと、ソファーや椅子などに座っているときに最適な50cmに調節できるようにしました。地域素材である銘木の黒柿を使用したので、硬くて加工が大変だったのですが、脚の折りたたみ部を構成する黒柿の丸棒を、自分の手だけで鉋を使って加工したり、全ての接合部に隠し釘をしたり、木の温かみが分かる作品になるように、最後は自然素材の蜜蝋で仕上げました。