全日本中学校技術・家庭科研究会

人を育てる、技術・家庭科

第21回フェアの報告 web生徒作品コンクール

日本教育新聞社賞



分野・部門技術分野I部門
都道府県27京都市
学校名京都市立 松原中学校
作品名・チーム名引出し付ラック
制作人数1
生徒名藤木 航大
作品の紹介
(作品の工夫点)
この作品の工夫したところは,紙やすりを使い側板のデザインや板の角をなめらかな曲線を出すために時間をかけました。それ以外に工夫したことがもう1つあります。側板のデザインです。最初は,側板を丸く削ることを考えていましたが,周りの人もデザインを丸く削る人が多くいたので,直線的なデザインに変更しました。
作品の角を丸く削り紙やすりで磨くことで,触り心地が増すことに気が付き,すべての角をやすりで丸く削り,紙やすりで磨きました。表面処理として「ウッドワックス」を薄く塗っては乾かし,また塗る作業を5回以上おこない,表面の光沢を出しました。
(作品の製作を振り返って)作品が完成し周りの人と比べた時,他の人と違うデザインなので材料の角を削るのに苦労しました。しかし,作品を制作する時に一緒に作業し,話しながら作った友達のおかげで楽しく作業をすることができました。自分の作った特別な「引出し付ラック」を作るために,携わってもらった先生に感謝しています。今回この作品を作って,いろいろな人に支えてもらいながらいい作品が作れたことにも感謝します。この作品を今後大切に使っていきたいです。



審査評価コメント 檜集成材の美しさを強調するため、直線を基調としたデザインとしつつ、全体としては柔らかな印象となるよう角の処理や表面加工にこだわった作品です。側板の形状を踏まえた棚板の大きさの検討など、細かな部分の設計にも配慮がなされています。